まもなく、上京区の出町に「すなおハウス」(仮称)というステキな場所ができます。
私の友人ふたりがやっている「すなお企画」というユニットの拠点(2人の住まいでもある)。
広いリビングを活用して、いわゆる「住みびらき」的な活動を考えているのだとか。
その話を聴いて、いっちょ私もプロジェクトに関わっちゃおうと思いました。
名づけて「いまさら聞けないリベラルアーツ」。
30〜50才くらいの人であれば「当然、語れて然るべき」と思われる教養について、わいわい楽しく学んでみようと。
で、出町のご近所さんもそうだし、home's vi 界隈の マーシー&マミさんとか、さよぽんと大森ちゃん、しのさん、京都造形芸大のマサさん、市役所のクロさん、そういった人たちも気軽に顔を出してくれたら嬉しいねと。
※勝手に名前出してごめんなさい
試みに「すなお企画 with コーゾー」で、どんなテーマがふさわしいかを挙げてみました。
おっと、「テーマ」とまでは言えないか。
とりあえず「どんな素材(一般書、専門書、小説、映画…etc.)を使ったらいいか」をたくさん出してみた感じですね。
以下、そのとき出たものを列挙すると…。
『サピエンス全史』
『善の研究』 ※小坂国継の解説書を使いつつ
『失敗の本質』
『知識創造企業』 ※野中郁次郎、目のつけどころがシャープだね
初期仏教(ブッダが考え、語ったこと)
『維摩経』 ※NHK『100分 de 名著』で知りました
聖徳太子 ※政治家として、いかに画期的だったか?
アリストテレス『ニコマコス倫理学』
マルクス・アウレリウス『自省録』
神谷美恵子『生きがいについて』『人間をみつめて』
河合隼雄『中空構造日本の深層』
ルドルフ・シュタイナー
アーヴィング・ゴッフマン
イリッチ『脱学校の社会』
デューイ『民主主義と教育』
ソロー『森の生活』
村上春樹(※平成を振り返る、的な意味で)
『私の個人主義』(漱石)
『それから』(漱石)※松田優作主演の映画もオススメ by コーゾー
カズオ・イシグロ
シェイクスピア
アンデルセン
宮澤賢治
太宰治
三島由紀夫 ※1950〜60年代の空気って意外とわからんよね、という話から
黒澤明
小津安二郎
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いやー、めちゃくちゃ偏ってますね(^^;)
特にシュタイナーからゴッフマン、ソローといったあたり。
(私たち3人とも、<自然と人間>、<教育と社会>といったテーマに特に関心があるので)
このときの話には出てこなかったけれど、コーゾー個人としては、
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『論語』
※中身は基本、好きじゃない。でも一部、賛同できるところもある
最澄と空海
※延暦寺と東寺、平安京におけるそれぞれの位置付け
"革命”の法然と、"破壊(破戒)”の親鸞
※師弟ともに【宗教的イノベーター】ってことで
福澤諭吉『学問のすゝめ』 『福翁自伝』
三木清『人生論ノート』
大岡昇平『俘虜記』『レイテ戦記』
小室直樹『日本人のための憲法原論』
田中秀征『平成史への証言』
※政治の振り返りって大切
ドーキンス『進化とは何か』
※進化論は、現代の教養に必須です
河瀬直美、是枝裕和の映画いろいろ
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…といった素材も挙げておきます。
そして昭和初期の日中戦争、太平洋戦争に向かう世情についても、しっかり学んでおきたい。
「なんかもう、今(令和)の空気って“戦後”じゃなくて“戦前”ですよね」という危機感は、それなりに抱いておりますので。
(すると、加藤陽子『それでも日本人は戦争を選んだ』は必須テキスト。猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』とかも扱いたい)
いやぁ、楽しみだな。
私自身は、映像作品を自分で作ることはもうしませんが(たぶんね)、「小さな文化サロンの運営に関わる」ということは、ずっと憧れていました。
「9月以降、企画の具体化にワクワク♪」という気分を、今日は書き残しておきます。
それでは、また!
(コーゾー)
P.S. 小津安二郎の“狂気”…。
https://bunshun.jp/articles/-/9552?page=1
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