いやぁ、素晴らしいお話を聞けて幸せでした。
大津市で6月1日に開催されたイベント。
講師:石田秀輝さん
(合同会社地球村研究室 代表社員、東北大学名誉教授)
https://www.facebook.com/events/855366058149904/?active_tab=discussion
こちら、就活中の学生さん向けイベントでしたが、気になったのでノコノコ行ってきました(運営チームの中に知人が居る気安さもあり)。
はたらくダイアログ#3 目からウロコの未来創造塾
~問題を肯定するバックキャスト思考~
(合同会社地球村研究室 代表社員、東北大学名誉教授)
https://www.facebook.com/events/855366058149904/?active_tab=discussion
こちら、就活中の学生さん向けイベントでしたが、気になったのでノコノコ行ってきました(運営チームの中に知人が居る気安さもあり)。
講師の石田さんが取り組んでいるテーマは、
地球の資源が枯渇していくなか、人間が「快」と感じることを放棄せずに(※)、いかにして「地球と寄り添う未来」を創造していくか。
言い換えれば、子・孫の世代に豊かな地球環境を引き継ぐため、(精神論ではなく、具体的に)どのような生活様式を作り上げる必要があるのか。
石田さんは、それを大企業(伊奈製陶、のちのINAX。現・LIXILグループ)の中で、そして研究者として、具体的な成果として積み上げて来られた方。
お話の内容には、たいへん説得力がありました。
※この条件は、私の理解では
①ヒトにとって一定以上の利便性・快適性を確保する
②省エネを語る際につきものの「ガマン」ではなく、「ワクワク感」を追求する
…この2つの要素から成るようです。
(↓石田さんの著書は多数あり。図鑑の監修もされています)
さて、イベントのタイトルにある「バックキャスト思考」。
これは、課題解決の手法として
「これまでやってきたことの延長上で(「できる」と予測されることの積み上げで)解決する=forecast」のではなく、
「ありえないような制約をまず受け入れ、現状との差を埋めてくれる革新的アイデアを見つけて、それをカタチにする=backcast」
地球の資源が枯渇していくなか、人間が「快」と感じることを放棄せずに(※)、いかにして「地球と寄り添う未来」を創造していくか。
言い換えれば、子・孫の世代に豊かな地球環境を引き継ぐため、(精神論ではなく、具体的に)どのような生活様式を作り上げる必要があるのか。
石田さんは、それを大企業(伊奈製陶、のちのINAX。現・LIXILグループ)の中で、そして研究者として、具体的な成果として積み上げて来られた方。
お話の内容には、たいへん説得力がありました。
※この条件は、私の理解では
①ヒトにとって一定以上の利便性・快適性を確保する
②省エネを語る際につきものの「ガマン」ではなく、「ワクワク感」を追求する
…この2つの要素から成るようです。
(↓石田さんの著書は多数あり。図鑑の監修もされています)
さて、イベントのタイトルにある「バックキャスト思考」。
これは、課題解決の手法として
「これまでやってきたことの延長上で(「できる」と予測されることの積み上げで)解決する=forecast」のではなく、
「ありえないような制約をまず受け入れ、現状との差を埋めてくれる革新的アイデアを見つけて、それをカタチにする=backcast」
…ということで、合っているでしょうか。
(ちょっと自信がない。一緒に参加した賢い学生さんたち、教えてください!)
そして、このバックキャスト思考を具現化するには「バイオミメティクス(生物模倣)」の手法が有効である、と。
もともと鉱物工学(材料科学, materials science)が専門の石田さんでしたが、
「鉱物はけっきょく、地下資源を掘り起こして使うもの。性能の予測が立てやすいのでフォアキャスト思考には向いているが、革新的な解決にはつながりにくい」
「そこで、専門外だった生き物の生態に目を向けてみた。すると、何億年にもわたる進化、つまり膨大な実証実験を経たものすごいメカニズムが、面白いように見つかる。生き物の形態や暮らし方に学ぶことで、バックキャスト思考に基づいた課題解決ができる」
…このように語っておられました。
【バックキャスト思考の実例】
快適な入浴を、従来の10分の1以下の水量で実現するには?
※将来、水資源が枯渇することを見据えて
出典:石田秀輝 著 「自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか」 |
うーむ、これは確かに凄い。
この他にも「目からウロコ」の、刺激的なお話がたくさん。
石田さんはこれから社会に出る学生さんたちに向けて、
「地球環境の変化に起因するさまざまな制約が、これから顕在化する。けれど、それを前向きに受け止め、解決することが喜びとなるような仕事をしましょう」
…と、メッセージを発しておられました(←これはあくまで、私の理解です)。
石田さんは現在、沖永良部島(鹿児島県)を活動拠点にされていますが、「人口は2町(知名町+和泊町)合わせて1万2千人いるので、社会実装の舞台としてはちょうどよい」とおっしゃっていました。
島内には公立高校もあり、また石田さんの働きかけで、なんと大学のサテライトキャンパスも(!)出来たとか。
ううむ、私も負けずに、京都でがんばろう!
(勝てる気は、まったくしないけれど)
(追記)
石田さんの研究内容について、Web上にはさまざまな記事が掲載されています。(Wikipediaにも「石田秀輝」の項目あり)。
その中から、私の主観で「いちばんわかりやすい」と感じた記事のリンクを貼り付けておきます(2007年と、ちょっと古いですが)。
かしこい生き方のススメ by NTTコムウェア
https://www.nttcom.co.jp/comzine/no045/wise/index.html
…以上、”すごい人の話を聴いて心が震えた”コーゾーがお伝えしました!
石田さんは現在、沖永良部島(鹿児島県)を活動拠点にされていますが、「人口は2町(知名町+和泊町)合わせて1万2千人いるので、社会実装の舞台としてはちょうどよい」とおっしゃっていました。
島内には公立高校もあり、また石田さんの働きかけで、なんと大学のサテライトキャンパスも(!)出来たとか。
ううむ、私も負けずに、京都でがんばろう!
(勝てる気は、まったくしないけれど)
(追記)
石田さんの研究内容について、Web上にはさまざまな記事が掲載されています。(Wikipediaにも「石田秀輝」の項目あり)。
その中から、私の主観で「いちばんわかりやすい」と感じた記事のリンクを貼り付けておきます(2007年と、ちょっと古いですが)。
かしこい生き方のススメ by NTTコムウェア
https://www.nttcom.co.jp/comzine/no045/wise/index.html
…以上、”すごい人の話を聴いて心が震えた”コーゾーがお伝えしました!
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