さて、出資金のお願い回りの日々を送っておりますが、昨日は電車を乗り継いで国内某所に行っておりました。
(ここは何処でしょう?)
ランチをいただきながらの会話は、時に大いに脱線しつつ和やかに進みましたが、相手の方からは「この1年、facebook上であなたの言動を見ているけれど、創業に向けた作業の進捗状況が見えないよ」といったご指摘をいただきました。なるほど。
実際には「何もしていない1年」というのはありえないとはいえ(冬のクマさんのようには眠れない)、ポイントは「なぜ、周囲には何も活動していないように見えるのか」ということなんだろうなと。
改めて整理してみますと
「創業への青写真が一応の完成を見た昨年3月からは、事業システムの開発に向けた作業はいったん停止し、活動に必要なリソースの獲得、具体的には”創業パートナーの勧誘”と”出資金の確保”に奔走していたから」
ということですので、そのようにご説明いたしました。
その上で、
その上で、
「この1年は、創業パートナーの勧誘のほうに力を入れていましたが、それが春先までに決まらなかったので、まずはリサーチ費用を募集して絞り込んだマーケットに1人で出かけることにしました」…とも。
書いてしまえば非常に平凡な内容ではありますが、この辺りが、すでに社内リソースを持つ既存企業による新規事業と、まったくゼロの状態から立ち上げるStart
Upとの顕著な違いなのでしょう。
最後まで1人でサービスを作り上げることなんて不可能ですから、意思疎通のためにも創業パートナーには早期に加入してもらうのがセオリーですし、資金面においては市場リサーチやら試作品の開発にかかる費用からして、支援者の方々にお願いして回らないといけません。
もちろん、上記2つの作業
- 経営メンバーの勧誘(一緒にリスクを負ってくださる方という意味で、雇用ではない)
- 資金拠出のお願い(匿名組合契約)
・・・だけならば、私自身が多くの時間を奪われることではないのですが、かといって一定の成果を得るまではコストがかかる作業もできないので、競争戦略論であるとかブランディング論とか、あとはクラウド技術をどのように活用するのかといったことを、自分の事業に当てはめてのシミュレーションをずっと続けております。自宅MBA状態。
こと経営に関して言えば「ここまで考え抜いたから、もう安心」ということはないですからね。”楽観的だけど、ほどほどに臆病”というのが、経営者には望ましい資質であるらしいです。
今は理屈をわかった上で行動しているので堂々と振る舞っていますが、去年の今頃は私自身、まったく勝手がわからず右往左往していました。「もっと他に、やるべきことがあるんじゃないか」とかとか、どうしても欲張ったり目移りしてしまったり。
もうオドオドするようなことはありませんが、ご支援をお願いする方々に説明を尽くす努力は、ずっと続けなければと改めて思った次第です。◯◯さん、お忙しい中お付き合いいただき、ありがとうございました。
でも事業開発についての話は、2~3割くらいだったような気もしますが…(その他は「コーゾーの奇人・変人ぶり、健在!」とか、そんな感じの内容ばっかりでしたケド)。
でも事業開発についての話は、2~3割くらいだったような気もしますが…(その他は「コーゾーの奇人・変人ぶり、健在!」とか、そんな感じの内容ばっかりでしたケド)。
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そしてもう1点、昨日の話題には出なかったですが、多くの方からお聞きする意見としては
「なぜ、友人・知人たちばかりから出資を募ろうとするのか。訪日観光にまつわる事業ならば、前途有望であることは皆知っているのだから、資金面での支援者は簡単に見つかるのではないか」
というものがあります。自分としては、あえて説明するまでもない気がしていたのですが、それもまた周囲からすると自然な感想なのかな、と思う今日このごろ。
この点については完全に私のエゴというか、多少の悪い意味をも含んだ”こだわり(拘り)”なのですが
「見ず知らずの大口支援者を迎え、事実上その方(または企業)の管理下にあって、こっそりと事業化を進めたい」
ということよりも
「お世話になった方々や近しい友人・知人たちの支援を受けて、でっかい事業をみごとにカタチにした、という物語を作り上げたい」
というのが、偽らざる本心です。
そんなわけで、お願い回りのスタートから15ヶ月が経っても懲りもせず、特別ドラマ「みかんさんと愉快な仲間たち」のキャスティングに応じていただけるよう、依頼して回る日々を送っています。
一世一代のオリジナルドラマを企画、監督させていただく身として、ご協力をお願いする皆様には
「声をかけられて最初は迷惑にも感じたけれど、やはり参加してよかった」
と思っていただけるよう、努力を尽くさねばなりません。
現時点で、すでに「メイクドラマ」にご参加いただいている出資者の方々は、これはもう間違いなく「コーゾーの人生に多大な影響を与えた6名」というべき顔ぶれで、私からのムチャなお願いにも二つ返事で応じてくださったのは、本当にありがたいことです。
事業化の実現に向けて、これをもっと広げていかないといけないですね。年内の目標は、あと15名(さすがに難しいか…。でも、がんばります)。
さて今回、なんでこういう記事の”流れ”になったかというと、私淑する映画監督・是枝裕和さんの最新作のキャスティングが決まったというニュースが今朝がた流れて、「ひゃっほーい」と思ったからなのでした。
映像作品も新規事業も、企画立案から実現まで、膨大な数のハードルをクリアしていくプロセスそのものが楽しいですよね!(仕事が変わってもけっきょく、こういう性分なんでしょうね)
それでは、また!
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